だけどあまりにも静かすぎて少し不気味。
もしかして朝はいないとか?
いや、でも翠花のペンダントをとる不良くんもいるわけだし……。このまま歩いておけば、誰かしら見つけることはできるよね。
でも……なるべく早めに声はかけたい。時間が経てば経つほど探しづらくなってしまいそうだから。
「集まりやすいとこ、ないかなぁ」
カラオケ?コンビニ?公園……思いついてもD区のどこに何があるかなんて分からない。ただやみくもに歩くのもイヤなんだけど──って、いた!!
角を曲がった矢先に、ガードレールに座る十人くらいの不良くんが。これは何かしらの情報ゲット、期待できる?
「あ?」
「誰だお前」
うわぁ、すごいにらまれてる私。
「見たことねぇ顔だな」
おお、正解。
こわい顔をしながらも、今しがた来たばかりの私を見抜くのはすごいなぁ。……ってちがう、ちがう。話を聞かなきゃ。



