女嫌いのスパダリと、2次元命な天才少女が、カップルVTuberをするようです。

 さて、Vモデルと機材がそろったわけだけど。
 まだやるべきことはたくさんだ。

 大事なのはおもに2つ!

 見に来てくれる人を増やす「宣伝」。
 そして、活動をやめさせられないための「説得」。
 宣伝は最悪なくてもいいし、先に説得だ。

 ちなみに余談だけど、私たちが活動しようと思ってる動画サイトで収益化するには、18歳以上の保護者にいろいろ協力してもらう必要があったりする。

 かなくんとご対面したあの日、ママはVチューバー活動に条件を付けると言っていた。


「Vチューバーの話はいったん保留。あとで、いくつか条件を出して、それを守れるならVチューバー活動を許可する。それでどう?」
「……条件って、どんな?」
「ひとつ絶対に必要なのは、叶方くんを乗り気にさせることね」


 ママからの、Vチューバー活動の条件。
 かなくんを乗り気にさせる……のは、できた気がするけど、ほかはどんなのだろう?

 まずはママの条件を聞くところから?
 それとも、先にプレゼンとか用意したほうが良い?

 私が見てた中学生Vチューバーは、どうしてたっけ。
 たしか「企画書をつくってプレゼンした」って縦型動画で言ってたような……?

 企画書の内容は……ええと、必要なもの、かかるお金、どういう活動がしたいのか、とか?
 細かくは覚えてないけど「そこまで考えるんだ!」ってことまで親に伝えてたらしくて、すごいなぁと思った記憶がある。

 今、ママやお父さんはしぶしぶ?仮で?納得してくれている。
 けれど、心の底からわだかまりなく活動を認めてもらいたい。
 そうじゃないと、なにか悪いことがあったときにすぐ活動禁止にされちゃうと思う。

 で、ちゃんと認めてもらうには、その中学生Vチューバーの子と同等以上にきっちり、思い描く未来を、理想を現実にするやり方を、説明していく必要がある。

 でも、どうしたら……?
 助け舟を出してくれたのは、かなくんだった。