「ご迷惑じゃないですか?」
「ぜーんぜん。僕は教室の片付けとかしてるから。適当に座って休んでてよ」
「手伝います!」
「だーめ。僕の仕事をさせるわけにはいきません」
「じゃあ償い?ってことで!遅くなったことと、休ませてもらうお詫びです」
「んー…まぁ、千鶴ちゃんもただジッとしてても落ち着かないだろうし。じゃあお願いしていいかな」
「はい!」
教室は朝、小夏を送り届ける時とは打って変わってシーンと静まり返っている。
園児が一人も居ない保育園はなんだか違う場所に見える。
隅っこに敷いてくれているお布団でスヤスヤと眠っている小夏の存在だけが、
ここは保育園だと主張しているみたいだった。
子ども達が遊んだ遊具はお片付けをするようにきちんと教育されているのか、
さほど散らかってもいない。
出しっぱなしにされている積み木やスケッチブックを遊具棚に戻したら片付けはすぐに終わってしまった。
「ぜーんぜん。僕は教室の片付けとかしてるから。適当に座って休んでてよ」
「手伝います!」
「だーめ。僕の仕事をさせるわけにはいきません」
「じゃあ償い?ってことで!遅くなったことと、休ませてもらうお詫びです」
「んー…まぁ、千鶴ちゃんもただジッとしてても落ち着かないだろうし。じゃあお願いしていいかな」
「はい!」
教室は朝、小夏を送り届ける時とは打って変わってシーンと静まり返っている。
園児が一人も居ない保育園はなんだか違う場所に見える。
隅っこに敷いてくれているお布団でスヤスヤと眠っている小夏の存在だけが、
ここは保育園だと主張しているみたいだった。
子ども達が遊んだ遊具はお片付けをするようにきちんと教育されているのか、
さほど散らかってもいない。
出しっぱなしにされている積み木やスケッチブックを遊具棚に戻したら片付けはすぐに終わってしまった。



