「もっと言って」
流れるようにベッドに押し倒され、骨ばった手で頬を撫でられる。
私に言葉をねだったくせに、侑李さんが待ち切れないとばかりに唇を塞いできた。
「んっ」
はちみつを溶かしこんだような、甘くて優しいキス。
触れ合うだけでもドキドキするのに、口内を奪い尽くすような激しい動きになっていくと、心がふわふわと飛んでいってしまいそうになる。
そして、体は熱を帯び、まだたいした経験もないくせに彼が欲しくなるのだ。
どうしようもないのは、侑李さんか私か……。
きっとお互いにそうだから、あっという間に艶めかしい雰囲気に変わってしまう。
「瑚湖が起きないように、声は抑えられる?」
鼻が触れ合う距離で尋ねられて小さく頷いたけれど、本当は自信なんてない。
けれど、このまま抱いていてほしくて、ごまかすように彼に抱きつく。
「可愛すぎて、俺の腕の中に閉じ込めておきたくなるな」
私の顔中にキスの雨が降り始め、大きな手が体に触れてくる。
どこか無遠慮でありながらも、優しくて心地いい。
その感覚はすぐに快感に変わり、気づけば心も体もとろとろに溶かされていた。
お互いに一糸纏わず、肌も唇も隙間がないほどに搦め合わせる。
欲に満ちた熱も淫らな吐息も巻き込んで、お揃いの指輪をつけた指先まで絡ませ、お互いの手を強く握りながら昇りつめた——。
【END】
Special Thanks!!
*公開*
2025/08/03
こちらの作品は、2025年8月にマカロン文庫様より書籍化予定です。
書籍版では、サイト版から加筆修正を加えているため、ストーリーや登場人物が大幅に変更となります。
その分、より楽しんでいただける作品になっていると思いますので、ぜひ書籍版もお手に取っていただけると嬉しいです。
河野美姫
流れるようにベッドに押し倒され、骨ばった手で頬を撫でられる。
私に言葉をねだったくせに、侑李さんが待ち切れないとばかりに唇を塞いできた。
「んっ」
はちみつを溶かしこんだような、甘くて優しいキス。
触れ合うだけでもドキドキするのに、口内を奪い尽くすような激しい動きになっていくと、心がふわふわと飛んでいってしまいそうになる。
そして、体は熱を帯び、まだたいした経験もないくせに彼が欲しくなるのだ。
どうしようもないのは、侑李さんか私か……。
きっとお互いにそうだから、あっという間に艶めかしい雰囲気に変わってしまう。
「瑚湖が起きないように、声は抑えられる?」
鼻が触れ合う距離で尋ねられて小さく頷いたけれど、本当は自信なんてない。
けれど、このまま抱いていてほしくて、ごまかすように彼に抱きつく。
「可愛すぎて、俺の腕の中に閉じ込めておきたくなるな」
私の顔中にキスの雨が降り始め、大きな手が体に触れてくる。
どこか無遠慮でありながらも、優しくて心地いい。
その感覚はすぐに快感に変わり、気づけば心も体もとろとろに溶かされていた。
お互いに一糸纏わず、肌も唇も隙間がないほどに搦め合わせる。
欲に満ちた熱も淫らな吐息も巻き込んで、お揃いの指輪をつけた指先まで絡ませ、お互いの手を強く握りながら昇りつめた——。
【END】
Special Thanks!!
*公開*
2025/08/03
こちらの作品は、2025年8月にマカロン文庫様より書籍化予定です。
書籍版では、サイト版から加筆修正を加えているため、ストーリーや登場人物が大幅に変更となります。
その分、より楽しんでいただける作品になっていると思いますので、ぜひ書籍版もお手に取っていただけると嬉しいです。
河野美姫



