「今日、なにか相談があったんでしょ? 浮かない顔してるし、なんだか言いにくそうだから那湖が話したくなければ無理に訊かないでおこうと思ってたけど、強引にでも訊き出した方がよさそうな感じがするから。もしかして中郷のこと……?」
深雪は口調こそはっきりとしていたけれど、その眼差しは優しい。
心配しながらも寄り添ってくれるような姿勢に、自然と背中を押されていた。
「ううん。確かに、そっちもまだ解決してないんだけど……」
「まだ連絡があるの?」
「実は、侑李さんに頼まれて同行したパーティーで、偶然会って……。『また連絡する』とは言われたけど、一応今のところは音沙汰はないよ」
「いい加減、諦めればいいのに! そもそも、あの男のせいで那湖は会社を辞めることになったんだから、もう関わってこないでよ……!」
私の分まで怒ってくれる彼女に、心が温かくなる。
深雪がこうして寄り添ってくれることが嬉しかったし、中郷課長の一件では彼女に随分と助けてもらっている。
きっと、深雪がいなければ、もっと落ち込んでいただろう。
「怒ってくれてありがとう。でも、今日はその件じゃないんだ」
「じゃあ、本題はなに?」
「驚かないで聞いてほしいんだけど……」
「うん?」
「私、妊娠してるの」
意を決して本題を告げると、和風スープが入った器に口をつけたばかりだった彼女が小さく咳込んだ。
「本当なの?」と尋ねられ、ゆっくりと頷く。
深雪は口調こそはっきりとしていたけれど、その眼差しは優しい。
心配しながらも寄り添ってくれるような姿勢に、自然と背中を押されていた。
「ううん。確かに、そっちもまだ解決してないんだけど……」
「まだ連絡があるの?」
「実は、侑李さんに頼まれて同行したパーティーで、偶然会って……。『また連絡する』とは言われたけど、一応今のところは音沙汰はないよ」
「いい加減、諦めればいいのに! そもそも、あの男のせいで那湖は会社を辞めることになったんだから、もう関わってこないでよ……!」
私の分まで怒ってくれる彼女に、心が温かくなる。
深雪がこうして寄り添ってくれることが嬉しかったし、中郷課長の一件では彼女に随分と助けてもらっている。
きっと、深雪がいなければ、もっと落ち込んでいただろう。
「怒ってくれてありがとう。でも、今日はその件じゃないんだ」
「じゃあ、本題はなに?」
「驚かないで聞いてほしいんだけど……」
「うん?」
「私、妊娠してるの」
意を決して本題を告げると、和風スープが入った器に口をつけたばかりだった彼女が小さく咳込んだ。
「本当なの?」と尋ねられ、ゆっくりと頷く。



