「那湖は同意してくれてたとしても、あの時にきちんと自分の気持ちを伝えておけば那湖を今のように思い詰めさせるようなこともなかったかもしれないだろ」
(ああ、そうだった……)
侑李さんはこういう人だ。
私の責任まで丸ごと引き受けようとする姿に、改めてそう感じさせられた。
「本当は、もっと早く言うつもりだったんだ。だが、自分から告白どころか好きだとすら言ったことがないせいで、どう伝えればいいのかわからなかったんだ……」
彼は器用だと感じていたのに、私が思っているよりも不器用なのかもしれない。
どう見てもモテるであろう人が『好き』と言ったことがないなんて信じられないけれど、これもやっぱり嘘だとは思えなかった。
「俺のせいで那湖を傷つけて不安にさせ、ひとりで悩ませてしまった。本当に申し訳ない。でも、信じてほしい。俺の気持ちは嘘じゃない」
真摯な瞳も、迷いや戸惑いを捨てたような口調も、わずかに赤い耳も、侑李さんの本心を伝えてくれている気がする。
「責任を取るとか、こうなったから衝動的になってるとか、決してそういうことじゃない。那湖とずっと一緒にいたいんだ」
握られたままの手がいつの間にか熱くなっていて、それがどちらの体温かわからないままにさらに力を込められた。
(ああ、そうだった……)
侑李さんはこういう人だ。
私の責任まで丸ごと引き受けようとする姿に、改めてそう感じさせられた。
「本当は、もっと早く言うつもりだったんだ。だが、自分から告白どころか好きだとすら言ったことがないせいで、どう伝えればいいのかわからなかったんだ……」
彼は器用だと感じていたのに、私が思っているよりも不器用なのかもしれない。
どう見てもモテるであろう人が『好き』と言ったことがないなんて信じられないけれど、これもやっぱり嘘だとは思えなかった。
「俺のせいで那湖を傷つけて不安にさせ、ひとりで悩ませてしまった。本当に申し訳ない。でも、信じてほしい。俺の気持ちは嘘じゃない」
真摯な瞳も、迷いや戸惑いを捨てたような口調も、わずかに赤い耳も、侑李さんの本心を伝えてくれている気がする。
「責任を取るとか、こうなったから衝動的になってるとか、決してそういうことじゃない。那湖とずっと一緒にいたいんだ」
握られたままの手がいつの間にか熱くなっていて、それがどちらの体温かわからないままにさらに力を込められた。



