マンションに着くと、侑李さんは甲斐甲斐しくお世話をしてくれた。
コートを脱がせてハンガーにかけ、タクシーを降りた時から持ってくれていたバッグを置き、私をソファに座らせて水を出してくれる。
「今、風呂の準備をしてきたから、湧いたら入ってくるといい。このまま寝かせてあげたいが、メイクも落としたいだろ?」
私が泊まることは、もう確定事項になってしまっている。
彼は途中でタクシーを停めてコンビニに寄り、色々なものを買ってきてくれた。
わざわざ女性店員に訊いて揃えてくれたようで、メイク落としどころか替えの下着まで入っていたことは恥ずかしかったけれど、今はありがたさが大きい。
ただ、二十分もすると落ち着いてきて、このまま帰れそうな気がしてきた。
「あの……気持ち悪さもだいぶマシになったので、もう大丈夫です。今から帰ります」
「なに言ってるんだ。それは絶対にダメだ。もしあとでひどくなったらどうする? ここにいれば、夜中に体調が悪化しても俺が病院に連れて行けるから」
「でも……」
「どうしても帰るのなら、俺が那湖の家に行こう。家の中に入られたくなければ、朝まで近くの店にでもいる」
予想もしていなかった提案にギョッとしてしまう。
コートを脱がせてハンガーにかけ、タクシーを降りた時から持ってくれていたバッグを置き、私をソファに座らせて水を出してくれる。
「今、風呂の準備をしてきたから、湧いたら入ってくるといい。このまま寝かせてあげたいが、メイクも落としたいだろ?」
私が泊まることは、もう確定事項になってしまっている。
彼は途中でタクシーを停めてコンビニに寄り、色々なものを買ってきてくれた。
わざわざ女性店員に訊いて揃えてくれたようで、メイク落としどころか替えの下着まで入っていたことは恥ずかしかったけれど、今はありがたさが大きい。
ただ、二十分もすると落ち着いてきて、このまま帰れそうな気がしてきた。
「あの……気持ち悪さもだいぶマシになったので、もう大丈夫です。今から帰ります」
「なに言ってるんだ。それは絶対にダメだ。もしあとでひどくなったらどうする? ここにいれば、夜中に体調が悪化しても俺が病院に連れて行けるから」
「でも……」
「どうしても帰るのなら、俺が那湖の家に行こう。家の中に入られたくなければ、朝まで近くの店にでもいる」
予想もしていなかった提案にギョッとしてしまう。



