契約外の初夜で、女嫌い弁護士は独占愛を解き放つ~ママになっても愛し尽くされています~

 というわけで、あまりのんびりもしていられない。
 部屋の掃除と片付けついでに、不要なものの処分だけでも少しずつ手をつけようと考え、のそのそとベッドから抜け出す。
 あんかけうどんで簡単に昼食を済ませたあと、気合いを入れて髪を結んだ。


 まずは、洗濯機を回し、窓を全開にして家中くまなく掃除をしていく。
 冷蔵庫やパントリーも整理してから洗濯物を干し、一部の荷造りに取りかかる。
 ついでに断捨離もしようとしたけれど、処分品はほとんど出てこなかった。


 残るは、家具や家電といった大きなものばかり。
 ただ、それらのほとんどは、処分することになるだろう。
 侑李さんの家にはウォークインクローゼットがあるからチェストはいらないし、家電は高価で最新式のものばかり。
 私の家から持っていく必要があるのは、身の回りのものだけになりそうだ。


 気づけば、もう夕方。
 早いけれどシャワーでも浴びようかと思っていると、スマホが着信を知らせた——。