甘くて危険なキミが好き


「あーあ。もう。やだなぁ。」


倉庫の外ではたくさんの人に挨拶されたけど応える気にはなれなかった。


「あれ?珠莉ちゃん?もう帰んの?今日は早いね」


幹部の折田 朔真 (Orita sakuma)に声をかけられた。

朔真は阿修羅の中でも大人びてて優しかった。


「ごめんね。もうここには来れなくなっちゃった!」


「それって航也と別れたってこと?」


「まあそうだね。別れたし追放されちゃった、」


「は?なんで?」


朔真の眉間にシワがよる。

それはもう般若のように。

せっかくのカッコいい顔がとてつもなくブサイクだった。


「由來といい感じだった女の子おぼえてる?」


「あーーゆあちゃん?だっけ」


「うん、あの子が別のともだちにいじめられたらしくて、その子が言うにはわたしが命令したことになってて」


「え?なんでわざわざ夢愛ちゃんのこといじめんの。普通姫の座ほしいなら狙うなら珠莉ちゃんでしょ」