甘くて危険なキミが好き

どっちて。


こっちの言い分も聞かないで手を出したおまえだろ。


とも思ったけどもうどうでもよくなった。


「もういい。姫やめる。」


説明したかった。


でもどうしても、わたしが説明しても口足らずで終わる気がして。


ううん。そんなの言い訳でしかない。


ただ泣いてしまう気がして。


航也はわたしがバカなのも理解してくれて、いつもまとまらない話をしても最後まで聞いてくれて、うれしかったのに。


「あぁ。おまえはもう姫じゃない。二度と関わるな。」


なにも聞いてくれないんだ。


わたしの素直じゃない性格も全部理解してくれてるって信じてたのに。


「さよなら。航也」


重い体を起こして航也に別れを告げ倉庫を後にした。