じっと睨まれ、負けじとわたしも睨みつける。
「…困ったことがあったら俺を呼べ。」
「……はぁ?」
拍子抜けすぎて間抜けな声で返事をしてしまった。
元姫だからどうゆう境遇にいるのか理解してる的な?
いまの自分の立場が恥ずかしくなって、
消えたくなった。
そりゃ蒼龍会なんて名前出しただけでも恐れられるはずなのに、その若頭さんが格下であろう阿修羅の元姫を、助けてくれると?
いまの自分は傍から見ればそうゆう人ということだ。
この人からすれば、格下の道を外した不良集団に守られてきた女。
ーーーそして、なんらかの理由で追放された女。
身を守るひとがいないから助けてやるとでも?
そんな落ちぶれてなんかない。
一人でも戦ってやる。
「バカにしないで。」
そういってわたしは部屋を出た。

