甘くて危険なキミが好き



「ようこそ。いらっしゃいませ。」


いつもはあまり前に出ないママもまさかの参戦。


「姫奈。こっちおいで」


合図だ。


「来てくださりありがとうございます。姫奈です。」


といい、VIPルームに入った瞬間。


「……あ」


つい最近聞いた声がする。


「りゅ、琉陽さん……」


それだけじゃない。昨日あの部屋にいた全員が揃っていた。


「へぇ。通りで肝が据わってたわけだ。」


雲雀さんがにやりとこっちをみた。


「僕ら相手にすっごく言い返してきたもんね!」


「……」


おわった。完全におわった。

蒼龍会の若頭って雲雀さんのことだったの?


「えー、っと、ナンノコトデショウネ!サァサァ、ノミマショー!」


なんて慣れているはずの日本語も話せない。


「あはは。珠莉ちゃんおもしろーい!」


「あはは…。少々お待ちくださーい!」


なんて言って叔母さんを連れ出してVIPルームを飛び出した。


「おばさん!!!むり!ごめん!わたしこの部屋相手できない!」


「こっちもびっくりよ。顔見知りなの?つか、叔母さんって呼ぶんじゃないよ!」


そうだった。叔母さんもまだ29歳だしね。


「ごめん。ミコさん。」


「はぁ。ほんと世話のやける娘なんだから。とりあえず、あたしが話つけてみるから控え室戻っときな!」


「ありがとぅ〜♡ミコさん!!」


「営業モードだしてくんな!!!!」



と言って戻ったはずなのに………。