甘くて危険なキミが好き


「おせーぞ。琉陽。」


「思ったより時間かかっちゃって。ごめんごめん」


この部屋にいる人たちは全員スーツ。

組織でも偉い立場の人たちなんだと思う。

それにみんなして美形というか、なんというか。


「その女がナンパされてたってとこね」

扉入ってすぐ右のソファに座っているすこし可愛い感じの男の子がわたしを見つめる。


「ねぇ。帰っていい?」


さすがに終電はなくなったとして、さすがに時刻も1時半を過ぎている。

明日は学校に行こうと思っていたのに遅刻してしまいそう。

別にいいんだけどね。阿修羅とも気まずいし、夢愛ともこれまで通りにはならないはずだし。

でもわたしが行かなくなったら完全にわたしの負けになってしまう。

それが気に食わなかっただけ。


「まあまあ、ちょっと話そうよ。」


そう言ってソファに座ろうとさせるリュウヒさん


ハルヒとリュウヒはとりあえず覚えた


「そもそも探してたのはこいつ1人でしょ?だったらなんでわたしがいなきゃいけないわけ?それにわたし全部車で話したよね。リュウヒさん?に」


「んー俺も聞いてる限り嘘だとは思わなかったけどね。そこにいる俺たちのボスが多分まだ聞きたいことがあるんだと思うよ。」


そういって視線を向けた先にいる男はこちらをキツく睨んできた。


「なにかあるなら聞いて。そのまま答えるから」


たしかにこれはすぐ帰してもらえないなと察したわたしはとりあえず左にある誰も座っていない2人がけのソファに座ることにした。