甘くて危険なキミが好き


めんどくさくなる前に逃げなきゃ


終電よりもわたしの命が危なくなってしまった。


「お嬢ちゃんもこいつと共犯?」


「はぁ?ちがうわよ!」


「んーまあそれはあっちで聞くからとりあえずついてきてもらっていいかな」


思ったより会話の通じるタイプっぽいけど、
着いていく理由なくない?


「わたし終電逃すとやばいんでーーー「黙ってついてこいよ。」


もう1人の方は会話の通じないようで。


「遥陽も落ち着けって。お姉さんもそんなに逃げようとすると余計怪しくなるよ?」


チッと舌打ちしてアンドーさんを担いで車に乗り込むハルヒ


「わかったわよ。そのかわり終電逃したんだから、車出してよ。」


はいはい。と微笑みながらわたしの隣で歩くもう1人


「お姉さんあんな暗いとこでなにしてたの?」


車に乗るなりさっそく話しかけてくる


「終電まで時間なくて裏路地だとショートカットできるかなって思ってたら、そのアンドーさん?に手掴まれて離してもらえなかったって感じ」


「そのときアンドーさんなんか言ってたりした?」


「とくになにも。ほんとただのナンパって感じだった」


「んーそっか。」といって首に手をあててきて


「うん。嘘はついてないみたいだね。」


どうやってわかるの??なんて思っていると


「ついたぞ」


車をおりて少し歩くととても高いビルが目に入った

「はやくいくよー」

「え?ここ?」

「なにつったんでんだ。さっさと歩け。女。」


こいつは喧嘩売るしか脳ないんか!!!


……にしても驚いた。まさかこのビルこの人達のものだったなんて。


エレベーターで25階まで上がり、扉が開いた瞬間

わたしは息を飲んだ。


目の前にはたくさんの黒い服に身を包んだ人達ばかり。

しかもこちらをすごい睨んでくる。

おそらくヤクザの集会所的なところなのだろう。

「っ、」

怖くなり咄嗟に一緒にいた2人の後ろに隠れてしまった。

そのまま奥まで歩くと1つのトビラ目に入った

「お姉さんもはいって」

言われるがまま部屋に入るとそこには4人の黒いスーツを着た男の人たちがいた。

「おまたせ。連れてきたよ金も払わずクスリ持ち逃げして女にナンパしてたアンドーさん」