甘くて危険なキミが好き



「久しぶりって〜4日前に来たばっかだよぉ?」


「え〜!門倉さんと会わないで4日も経ってたの?!」


社交辞令だよ。ばぁーか。


「ヒメナちゃんってばぁ〜」とベタベタと触ろうとしてくる


「っあー!ダメですー♡お触りしたいならシャンパン入れてくださーい♡♡」


「えーーーでももうそんなお金ないよぉ」


歯切れも悪いくせに触ろうとしてんじゃねえよ。


「ん〜じゃあ今日はここまでかな〜♡門倉さんまたね〜♡♡」


この店の、いや、わたしだけの特別ルール。


おしまいはわたしが飽きたらおわらせることができる。


「ごめんね〜♡門倉さんっ!またきてね♡♡」

そういい営業スマイルでタクシーまで運ぶと仕事終了


「その貼っつけた笑顔、姉さんにそっくりだよ。ホント」


「ママったら〜♡こんな所でそんなお話しないのっ!」


やめてよ。お母さんの話するの。


「……ふぅ。つかれた。」


「今日もおつかれさま。…にしてもよくやるわねえ。うちの店も儲かるからいいケド。」


「ミコさん。ここ禁煙ですよ。」


「あたしはいーの。この店のママなんだから。」


そう。わたしがここで働けている理由はこの店のママがわたしの叔母だからだ。


「わたしにも1本くださーい♡」


「嫌に決まってるでしょ。そもそもタバコ吸わないでしょあんた」


仕事ってのもあってお酒は飲まなきゃいけないけど、タバコは未成年というのもあり叔母から禁止されている。


「叔母さん門倉さんお触りしつこいからそろそろ出禁にしてよ。今日も1500万しか出さないし」


「あんたねぇ。通常席の客なんて500万出せばいいほうなんだからね?VIPの客出禁にする娘がいるもんか」

バカも大概にしな。と釘を刺された。


「まあ仕方ないかぁ。……じゃ、今日は帰るねー」