未完の初恋__もう一度始まった、本当の恋の記録(実話)





ある帰り道

歩人がふいに口を開いた。





「……最近の美苑、無理してない?」



「えっ……してないよ」



「ならいい。……でも、もしそうだったら、ごめん」





その声は、いつもより少し小さくて。


私の気持ちを追い詰めないように


そっと距離を取るような優しさが滲んでいた。







その優しさが、苦しくて仕方なかった。