「鞄、持つよ。置いといて」 「ありがとう。でも、そんなに重くないよ?」 「それでも、持たせてよ」 そんな風に言って 自然に私の荷物を受け取る歩人は 昔と同じように優しいけど どこか少し、距離の縮まり方が違っていた。