そして、迎えた約束の日曜日。
私は雅也が好きだというビーフシチューを作って待っていた。
「やっほー」
午後五時にやってきた彼は、コンビニで買ってきたのか、お酒の入ったビニール袋を提げていた。
「わざわざありがとう」
昨日は悶々と自宅で一人で過ごしていたので、こうして雅也と会えて純粋に嬉しい。彼が玄関に上がったことでぴきりと胸にひびが入ったことには気づかないふりをした。
「一人で住むにすごく広いね。それに綺麗だ」
リビングに入ると、彼が部屋の中をぐるりと見回して言った。
「ありがとう。手狭な部屋よりいいかなと思って……」
湊と同棲する時に選んだ部屋だから、二人暮らしをするのにちょうど良い広さなんだ。
そんなこと、間違っても今口にすることはできない。
「うん。部屋が広いと気持ちもおおらかになるよね」
雅也は出会った頃からそうだが、私の発言を一度も否定することがない。彼が穏やかで優しい性格だということもあるかもしれないが、それ以上に、私のことを大事にしてくれているのがよく伝わってきた。
「ソファ、座ってゆっくりしてて。今ご飯用意するから。ちょっと早めだけどいいかな?」
「もちろん。ありがとう」
テレビの前のソファに彼が腰掛けたのを確認すると、キッチンに行き、お鍋の蓋を開ける。準備といってもシチューを煮込むだけだ。その間にサラダを用意して、お盆の上に並べた。
私は雅也が好きだというビーフシチューを作って待っていた。
「やっほー」
午後五時にやってきた彼は、コンビニで買ってきたのか、お酒の入ったビニール袋を提げていた。
「わざわざありがとう」
昨日は悶々と自宅で一人で過ごしていたので、こうして雅也と会えて純粋に嬉しい。彼が玄関に上がったことでぴきりと胸にひびが入ったことには気づかないふりをした。
「一人で住むにすごく広いね。それに綺麗だ」
リビングに入ると、彼が部屋の中をぐるりと見回して言った。
「ありがとう。手狭な部屋よりいいかなと思って……」
湊と同棲する時に選んだ部屋だから、二人暮らしをするのにちょうど良い広さなんだ。
そんなこと、間違っても今口にすることはできない。
「うん。部屋が広いと気持ちもおおらかになるよね」
雅也は出会った頃からそうだが、私の発言を一度も否定することがない。彼が穏やかで優しい性格だということもあるかもしれないが、それ以上に、私のことを大事にしてくれているのがよく伝わってきた。
「ソファ、座ってゆっくりしてて。今ご飯用意するから。ちょっと早めだけどいいかな?」
「もちろん。ありがとう」
テレビの前のソファに彼が腰掛けたのを確認すると、キッチンに行き、お鍋の蓋を開ける。準備といってもシチューを煮込むだけだ。その間にサラダを用意して、お盆の上に並べた。



