"触んなよ!!"
"母さん面すんな!!"
"…お前もどうせ、病気で死んで、
俺をまた置いていくんだろ"
…悠が幼い時に言っていた
屈折した言葉の数々。
その1つ1つが胸に突き刺さったけど
産まれた時からひねくれた人間なんていない。
悠は幼い頃、実の両親を病気で亡くし
親戚にまで見放され、施設でも友達にも職員にも心を開く事が出来ず1人ぼっちだった。
悠が自分が愛されていた感覚があるのは、
きっとほんのわずかの期間だったのだろう。
屈折するのも当たり前...。
だから…どんな言葉を掛けられても
悠から距離を置かれても、しつこいと思われたかもしれなかったけど、どんな時でも笑顔で抱き締めていた。
"悠、ずっと一緒だからね"
当たり前だけど、私よりも小さい…
少年らしい頭を撫でながら。



