星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

…でもハルカ君はこうしてお母さんの病気の事を
しっかり知るために本を買って勉強してるんだな。

新しいものから少し古びた本まであって、
きっと幼い時から病気についての本を読んでいたのかな。

…だから目の病気がある私にも
こんなに優しくしてくれてるのかな。

私はハルカ君に支えられてばかりだし
ハルカ君も今からヤクザの後継者として
まだ色んな事を学ばないといけないのに...。

私で力になれる事があれば支えたい。

…もしハルカ君のお母さんを支えられれば
ハルカ君も、ハルカ君のお母さんも嬉しく思われるかな。

お手伝いさんの柚月さんも、家庭の事情があって
ずっと傍にはいられないみたいだし…
もし、私に出来る事があれば…

そう思いながら、私は心臓病の本を手に取り
ソファにそっと座り、本を開いて読み始めた。