星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

「ホント広いよね。
俺も未だに迷う時があるから」

ハルカ君はそう言って微笑むと

「でもヒカリは、俺の両親がいる棟だけ覚えれば良いからね。こっちだよ」

私の手を引いて、大きな敷地でいえば
一番端の方の、森のようなトンネルをくぐった
外部からは絶対に見えない入り組んだ道をしばらく通っていった。

ハルカ君と共に進んで行けば
徐々にポツンと建つ、先ほど見たお屋敷よりは
小さいけど、存在感のある綺麗な家が見えた。