星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

車に乗っている間、
ハルカ君の方をチラッと見ると
ふと目が合い…

「緊張しなくても大丈夫だからね」

そう言われ、優しく目を細めながら
手を握ってくれた。


…いつもの優しいハルカ君だ。

でも、時々ハルカ君は、何か不安を我慢しているかのように言葉を飲み込んで、作り笑いをしている時があるように感じる。

…それは付き合ってから分かった事だけど。

今日のハルカ君は…どこかいつもより気を遣っているように感じる。

今から行くのはハルカ君の実家だけど…
ハルカ君の…本当の血の繋がりがある家族では
ないから。だからこそ…私を紹介するのも色々
気を遣って不安なのかな。

私はハルカ君が握ってくれた手を
自然とギュッと握り返せば

ハルカ君は少し、安心したような表情で
私の顔を見た。