星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

「大丈夫だよ」

「遠慮してない?本当に大丈夫?」

「うん…本当に大丈夫だから…」


私達のやりとりを聞いていた運転手の人は
クスクス笑いながら

「悠君ってホント響さんに似てきたね。
普段はクールなのに、彼女の事になると溺愛しすぎ」

そう言ってバックミラー越しに私達の方を
微笑ましそうに見ていた。


「ごめんなさい...あの、私、」

そういえばまだちゃんと自己紹介していなかったと
思い、咄嗟に口を開けば


「星さんですよね?
話は悠君のお母さんから聞いてるから。
悠君が凄く溺愛して止まない
可愛い女の子だって」


運転手の人はそう言って振り向くと私の方を見た。