星の雫 ~私の彼はヤクザの跡取り~

路地を抜けると、その先はあまり家もない
人気のない場所で…

広い道路の脇に黒い車が
1台止まっているのが見えた。

ハルカ君は私の手を引きながらその車の方に向かうと
それを見計らったかのように運転手の人が降りてきた。


「悠君、こっちだよ」


運転手の人はスーツでサングラスを掛けており
あまり顔は見えないけど、
どこか優しそうな口調と雰囲気を持っている人なのは
何となく感じた。


「ヒカリ、先に中に入って」


運転手の人が後部座席の扉を開けてくれ、
私は「し、失礼します…」と少し怖じ気づきながらも中に入れば、隣にハルカ君がすぐに座り


「ヒカリ、何か飲む?
暑かったし…体調大丈夫?」


私の顔をじっと見ながら心配そうに聞いてきた。