仲良し家族は嘘だらけ⁉

 その音に斗真くんが目を向ける。

「ふうん、連絡しようとしてたの? お兄ちゃんたちに」
 うぐっ。図星だよ!

 全部斗真くんが想像してる通りだよっ!

 何も言えない私に、斗真くんはふっと笑いを浮かべた。

「あの二人鋭かったなー。一瞬で僕が常人じゃないと気づいた。みくちゃんもおとなしく従ってればよかったのにね。僕に捕まることもなかったんじゃない?」

「それはそう、だけど」

 お兄ちゃんたちが正しかった。

 斗真くんは東雲が戦ってる敵だった。

 きっと私は、止められたまま斗真くんを避けて過ごしていれば、こんなことにならなかったんだ。

 誘いなんか断っておけばよかった。

 だけど……こうじゃないと私は納得してない。

 だからこれでいいの!

「私は私の選択に後悔はない!」