―ポロッ 「救急車呼べって言ってんのよ!」 「…はぃっ」 次々に溢れ出す、アタシの涙は… 舞子の制服に染みていった。 ピーポーピーポー… 5分後にやっと、救急車の到着。 アタシは急いで舞子を運んだ。 ガチャン 「早く乗ってください、脚… 手当てしないと…」 …っ アタシなんてどうでも… どうでもイイんです。 舞子を…舞子を助けて…。 救急救命士の人は、舞子をいれて 招き入れる。 「いえ…これくらい…」 「ダメですよ、ちゃんと手当てしないと」 「わ、かりました…」 ごめんね、舞子。