暗闇に沈んでいた意識が浮上し、目を覚ますと見覚えのない天井が視界に入った。
ふかふかのベッドの上だという事以外、何もわからずに周囲を見渡そうと体を起こそうとした時、体の自由が効かない事に気付く。
後ろ手で手首を縛られているようだ。
なんでこうなってるの・・・?
確か、玖夜様に化けた妖に手をかざされて・・・連れ去られた?
そう頭をよぎった時、部屋の外から話し声が聞こえてくる。
状況を把握するために、私はその会話に耳を立てた。
「連れてきた人間はどうした」
「拘束してベッドの上に。人間の力ではどうする事もできないさ。あのお方が閨に行くまでは起きないだろうよ」
「それにしても酔狂だよな。半妖の狐に嫌がらせをするためだけに生娘である神巫女を汚そうとするだなんて」
「っ・・・!」
耳を立てていると、嫌な事が聞こえてくる。
玖夜様に嫌がらせをする、というのもあるが私が生娘と呼ばれる状態である事がバレているのと、それを汚すという言葉に思わず息を飲んだ。
ここにいたらダメだ、なんとかして、ここから脱出しないと・・・!
なんとかして立ち上がり、ベッドサイドに置いてある食器のナイフを手に取り、手の縄を切ろうとする。
可動域が少ないながらも、なんとか身をよじって縄がプツンと切れた。
安堵したのと同時に、ガチャっと扉が開く。
その音が聞こえ、ビクッと肩を震わせて扉の方を見ると、1つ目の妖が下卑た笑みを浮かべたまま、私の方に足音を立てて近付いてくる。
「なんだ、起きてるじゃねーか。どうせ、出れもしない部屋から出ようと足掻いていたんだろ?そんな事したってもう俺が来ちまったから不可能なんだよ。残念だったな。もう純潔なままではあの狐の元には帰れねぇからな 」
「っ・・・来ないでっ・・・!!」
さっき聞こえた会話と1つ目の妖の言葉から身の危険を感じた私は、ベッドから離れるように後ろに下がる。
だけど、ジリジリと近寄ってくる妖・・・結局、後ろに下がりすぎて壁際まで追い詰められてしまった。
部屋の中では逃げ切ることは難しいだろう。
この妖が入ってきた扉から脱出した方が良さそうだ。
そう考えた私は、隙をついて妖の横を通り過ぎ、扉の方へと走り出す。
扉に手をかけて開こうとするけど、その扉は固く閉ざされていてビクともしなかった。
「な、なんでっ・・・!?」
「開くわけないだろう。外からカギをかけているからな。ふすまだからカギがないと思ったか?」
「きゃっ・・・!!」
ふすまと格闘していた時、後ろから肩と腕を掴まれてベットの方へと放り投げられる。
着地したのがふかふかのベッドだったから体の痛みは少なかったけど、力強く掴まれた肩や腕に強い痛みが走っていた。
ふかふかのベッドの上だという事以外、何もわからずに周囲を見渡そうと体を起こそうとした時、体の自由が効かない事に気付く。
後ろ手で手首を縛られているようだ。
なんでこうなってるの・・・?
確か、玖夜様に化けた妖に手をかざされて・・・連れ去られた?
そう頭をよぎった時、部屋の外から話し声が聞こえてくる。
状況を把握するために、私はその会話に耳を立てた。
「連れてきた人間はどうした」
「拘束してベッドの上に。人間の力ではどうする事もできないさ。あのお方が閨に行くまでは起きないだろうよ」
「それにしても酔狂だよな。半妖の狐に嫌がらせをするためだけに生娘である神巫女を汚そうとするだなんて」
「っ・・・!」
耳を立てていると、嫌な事が聞こえてくる。
玖夜様に嫌がらせをする、というのもあるが私が生娘と呼ばれる状態である事がバレているのと、それを汚すという言葉に思わず息を飲んだ。
ここにいたらダメだ、なんとかして、ここから脱出しないと・・・!
なんとかして立ち上がり、ベッドサイドに置いてある食器のナイフを手に取り、手の縄を切ろうとする。
可動域が少ないながらも、なんとか身をよじって縄がプツンと切れた。
安堵したのと同時に、ガチャっと扉が開く。
その音が聞こえ、ビクッと肩を震わせて扉の方を見ると、1つ目の妖が下卑た笑みを浮かべたまま、私の方に足音を立てて近付いてくる。
「なんだ、起きてるじゃねーか。どうせ、出れもしない部屋から出ようと足掻いていたんだろ?そんな事したってもう俺が来ちまったから不可能なんだよ。残念だったな。もう純潔なままではあの狐の元には帰れねぇからな 」
「っ・・・来ないでっ・・・!!」
さっき聞こえた会話と1つ目の妖の言葉から身の危険を感じた私は、ベッドから離れるように後ろに下がる。
だけど、ジリジリと近寄ってくる妖・・・結局、後ろに下がりすぎて壁際まで追い詰められてしまった。
部屋の中では逃げ切ることは難しいだろう。
この妖が入ってきた扉から脱出した方が良さそうだ。
そう考えた私は、隙をついて妖の横を通り過ぎ、扉の方へと走り出す。
扉に手をかけて開こうとするけど、その扉は固く閉ざされていてビクともしなかった。
「な、なんでっ・・・!?」
「開くわけないだろう。外からカギをかけているからな。ふすまだからカギがないと思ったか?」
「きゃっ・・・!!」
ふすまと格闘していた時、後ろから肩と腕を掴まれてベットの方へと放り投げられる。
着地したのがふかふかのベッドだったから体の痛みは少なかったけど、力強く掴まれた肩や腕に強い痛みが走っていた。



