イケメンから抜け出したい

名前は半分くらいしか聞き取れなかったけど、宮野凛夜、11点って……。




高すぎる。





次で最後、私の点数。






あれ、でも今最低が4点だから───







「岩倉菖蒲、……0点」





「へっ?」










ぜろ、点、………。







この場にいる全員の視線が、私に集まる。






「0点は見たことないわ。しかもなんだよ、校長の名前」





センター分けの先輩は、手元の紙を見ながら笑っている。





校長の名前、なんて書いたんだっけ。








「はい宮野凛夜、校長の名前は?」





センター分けの先輩が、黒マスクの人を指名した。





「桐原」





その人は、面倒くさそうに答えた。





「正解。岩倉菖蒲、佐藤太郎なんかじゃないからね」





センター分けの先輩は、私の方を見ずに言った。