イケメンから抜け出したい

「どうして私なんですか」




沈黙が嫌だったから、とりあえず、聞きたいことを聞いた。




「えっ?」




校長先生は、目を丸くして驚いた。



えっ?とは。





私そんな変なこと言った?







そのとき。






「失礼しまーす」




校長室の外で、誰かの声が聞こえた。





と思えば、すぐに誰かが入ってきた。





「うおっ、誰かいる。あ、校長せんせー、これ渡しにきましたあー」





そう言って、たくさん中身の入ったファイルを校長の机に置いた。




ずいぶんと個性的な人が来た。



『誰かいる』って、他にも言い方あったでしょ。




校長に対してもヘラっとしてて、適当な感じ。






「お、玲央くん、ちょうどいい。この子に和泉学園のことをおしえてあげてくれない?」





「は、俺?」





うわあ、校長先生にそんな口きけるの、この人だけだよ。