スケートしてる、君がすき。


 ⋯⋯わたしのお母さんは過保護だ。

 スマホのGPSを30分に1回くらい確認しているし、
 友達との遊びも、あまりさせてもらえない。
 というか、外へ出ることをあまり良しとしていない。
 家で勉強しているよう、言われる。


 たまに、こうして抜け出して美悠と遊ぶと、いつも迎えに来る。
 ⋯⋯でも、こんなに怒っていたことは、ない。
 どうして?
 倒れたから?
 ⋯⋯遊び先がスケートリンク、だから?



 大切な陽葵を『これ以上』傷付けないでよね。

 ⋯⋯千原先生はその過去のことを、知っていた?

 ⋯⋯⋯⋯まさか。
 なわけない。




 ⋯⋯⋯⋯よね。

 じゃなきゃ、その過去を覚えてないとか、おかしいし。

 わたし、記憶喪失じゃない、し。


 そんな話聞いたことないもん。







 ───⋯⋯とまあ、わたしのお母さんは過保護だ。