さっちゃんの足跡

 3年生になったさっちゃんを待っていたのは修学旅行でした。 こないだ行ったのに、、、。
「あれは小学生だからだよ。」 「じゃあ今回は?」
「中学生だからだよ。」 しかも3泊4日。
そうまでして旅行する意味は有るのかなあ? さっちゃんはとにかく冷めてるのです。

 小学生の時はお決まりの別府コースでしたが、今回は自由に決められるようです。
そこで決めたのは? 地味地味な山陰コースだって。
 出雲大社に詣でて出雲阿国の墓参り。 宍道湖を愛でてから鳥取の砂丘で思い切り砂塗れになるコースらしい。
(面白くないコースだなあ。 誰が決めたのよ?) さっちゃんは不満タラタラなんですけど行かないわけにはいきません。
 ディーゼル特急 松風に乗って島根に行き、それから鳥取へ行って伯備線経由で岡山へ、そこから新幹線に乗って返ってくるんだって。
寄宿舎に帰ってきたさっちゃんたちを見て寮母さんは目が点になりました。
だってだってみんな揃って砂塗れだったんだもん。 やっちゃったなあ。
 制服もポケットの中も砂塗れ。 何をしてきたのよ?
「分かんない。 砂丘で遊んで来たらこうなったの。」 お風呂に入ったさっちゃんはただただボーっとするのでした。