さっちゃんの足跡

 その頃の盲学校で持て囃されていた物、、、、。 うーーーん、何だろうなあ?
2時間目が終わると誰ともなく職員室へ急行する。 なぜかって?
この短い時間だけパンを売ってるから。 いつからそうなのかは知らないけれど、一番後ろの窓を開けてテーブルに置いたパンを売っている。
みどりちゃんも先輩から聞いて飛んできたんだって。 さっちゃんはまだまだ気乗りしない様子。
 「そんなにお腹も空いてないからさあ、、、、。」 「クリームパンも有るしコロネットだって有るし美味しそうだよ。」
「でもいいわ。」 さっちゃんはまたまた英語の教科書を開きました。
 これが一番気になるんだって。 そうだろうなあ。
5,6の点と6の点を続けてから1の点を打てばAなんだって。 しかも大文字。
ちなみに1,2,3,4,5の点を打つとQなんでーす。 大変そうだなあ。
 休み時間、友達はお喋りしたり本を読んでたりボーっとしていたり、、、。
そうそう、さっちゃんのクラスは3人だけなんです。 20年くらい前だと10人くらいは居たようなんだけどねえ。
だんだんと生徒の数が減ってるって先生が言ってた。 10年後には空きクラスも増えるんじゃないかってね。
寂しいもんだ。