辺り一面がまばゆい光に包まれた。
体がふわりと宙に浮かび、次の瞬間には、音も重さも感じない世界へと落ちていく。
気づけば、そこは光の海だった。
どこまでも広がる、淡くてやさしい金色の光。
足元も空も境目がなくて、全部がキラキラしている。まるで太陽が溶けたみたいに。
光の粒がゆっくりと舞いながら、リュミのまわりを漂う。
風はなく、音もない。
なのに、どうしてだろう。少しも怖くなかった。
金色の光が、そっとリュミの頬に触れる。
それはあたたかく、「おいで」とやさしく手を引いてくれるみたいだった。
「ここは……どこ?」
リュミは目を擦った。
だけど、指の先にはなにも触れない。あるのは、空気のような霧のような、ふわふわした感触だけ。
足はどこにも着いていなかった。それでも、落ちる感じはしない。
リュミはふんわりと、宙に浮いている。
(夢の中みたい……)
それでも――怖くなかった。むしろ、心はあたたかい。胸の奥がじんわりと熱いくらい。
どこかで昔、こういう場所を知っていたような……そんな気さえする。
「……ちいさきもの」
その声は、空ではなく、心の中に落ちてきた。
まるで、大地の底から湧き上がってくるような、深く響く声。
風の音にも似ていて、やさしいのに、とても強い。
リュミを、まっすぐ呼んでいた。
体がふわりと宙に浮かび、次の瞬間には、音も重さも感じない世界へと落ちていく。
気づけば、そこは光の海だった。
どこまでも広がる、淡くてやさしい金色の光。
足元も空も境目がなくて、全部がキラキラしている。まるで太陽が溶けたみたいに。
光の粒がゆっくりと舞いながら、リュミのまわりを漂う。
風はなく、音もない。
なのに、どうしてだろう。少しも怖くなかった。
金色の光が、そっとリュミの頬に触れる。
それはあたたかく、「おいで」とやさしく手を引いてくれるみたいだった。
「ここは……どこ?」
リュミは目を擦った。
だけど、指の先にはなにも触れない。あるのは、空気のような霧のような、ふわふわした感触だけ。
足はどこにも着いていなかった。それでも、落ちる感じはしない。
リュミはふんわりと、宙に浮いている。
(夢の中みたい……)
それでも――怖くなかった。むしろ、心はあたたかい。胸の奥がじんわりと熱いくらい。
どこかで昔、こういう場所を知っていたような……そんな気さえする。
「……ちいさきもの」
その声は、空ではなく、心の中に落ちてきた。
まるで、大地の底から湧き上がってくるような、深く響く声。
風の音にも似ていて、やさしいのに、とても強い。
リュミを、まっすぐ呼んでいた。



