この物語はとある男子校で起きた夏の怖い話。


トモヨイ学校は、男子生徒しかいない。

そんな日常から一変ホラーが舞い降りる・・・



とある男子校。

学校。


「ーーーなぁ!肝だめししねぇ!」

「いいぜ!しよー!」

「俺怖い場所しってんだよ!そこ、行こうぜー!」

「それは、楽しみだ!」

「集合場所は、学校でいいよな」

「あぁ!」

「また、今夜」


ーーー

ーーーーー


真夜中の12時。

数人の男子は、学校に集合していた。

「わりぃ!遅れた」

「お前はぁー」

「寝過ごした」

「まぁ、まるまるだな。みんな揃ったから行こうぜ」

4人は夜道を歩く。



「ーーーここだぜ」

「まじかよ・・・」

「やばー」

「だろ!廃墟で肝だめしってのはどうだ」

「それいいな!」

「やろぜー!」


だけど、さっきから視線を感じる・・・

気のせいだろうか・・・

気にしつつも、みんなと廃墟の中に入っていった。


だが、それがあんな恐怖になるなんてーーー



廃墟の中。

「ーーーやべぇな」

「こんなとこ、よく見つけたよな」

「まぁね~」

「・・・なぁ、やばくない?」

「どうした」

「さっきから、寒気がする」

「またまたー」

「ほんと、だって」

ー~・・・うー


「え?!今何か聞こえなかった?!」

「いや?」

「別に」

「・・・」


1人が黙る。


「ーーーもしかして・・・こんな奴・・・ーー?」


友達だった1人が霊に変わった。

「「「うわぁーーーーーー!!!」」」

3人は大声を出して、その場から逃げた。


そう、最初から3人だったのだ。

だから、3人の1人が幽霊を感じとったのだろう。



廃墟の中でそれは、笑う。

「ーーー次は、誰を誘おうか・・・」


それは、暗闇へと消えて行ったーーー。


呉々も廃墟やそういった場所には、気をつけて。


「ーーーはぁ・・・はぁ・・・」

「ここまで、これば大丈夫だろう」

「家、帰ろうぜ」

「そうだな」


3人は解散となった。

俺は家に帰る。

家。

玄関に・・・誰か、居る?

突然明かりがついて玄関から出てきたのは母親だった。


「あんた!こんな夜中にどこほっつり歩いてたの!よそのこを連れて!」

「・・・え?お母さん。俺・・・1人だけど」

「廃墟にでも、行ったんでしょ!」

母親は、見える人で一般な幽霊とかを払える力を持っている。

母親は、一瞬で払った。

「もう、廃墟には行くんじゃないよ?」

「ごめん。そして、取ってくれてありがとう」


俺は、無事家に入れてもらった。

2人は、その後高熱にうなされていたんだって。