漂う花は、還り咲く



「はぁ?晴何言ってんの。ここで‘’さん”付け許しちゃったら、今後ずっとそうなっちゃうじゃん。」


「そこまで無理に言わせなくてもいいのに…」


「私は幹部でもみんなの先輩でもない。むしろ新入りなんだから、私の方が敬語使わないといけない立場だもん。」



「六花さん…俺感動したっす」

「ん?なんて?」

「…六花ちゃん」

よし。


「その満足そうな顔うぜー」

ふんっ


「あ、そうそう。六花さ…じゃなくて六花ちゃんも食べま……食べようよ!!!」


勢いでポテチの袋を差し出してきたのは、昨日仲良くなった徹也(てつや)。

晴と同い年で、海月に入ったのも同じ時期らしい。


「え、食べる食べる!ありがと〜」


1枚もらってパクっと。

ん〜おいし!


「徹也、六花にやりすぎんなよ!」

「なんでだよ!いいだろ別に!」


…餌やりか何かですか?


「六花…ちゃん!俺直樹(なおき)!よろしくな!」

「直樹ね!よろしく!」


「こっちが魈(しょう)!俺ら2人とも晴と同い年なんだぜ」


「そうなの!もっと年上かと思った!」


晴より大人っぽく見える〜

あ、いや、晴が小さいだけか。


「あ?六花今何思った?」

「ナニモ?」