漂う花は、還り咲く

「みんなでサポートするから」

千隼は笑みを浮かべた。

「海月は仲間だ。六花が強くなれば、全員の力にもなる。」

晴も力強く頷いた。

「よし、本気で鍛えようぜ!」

その声に、部屋中が一気に活気づいた。

これから始まる新しい日々が、胸を熱くした。


「やっぱり今日はゲームだ!」

晴がニヤリと笑って言った。

「望むところ!」

私も気合が入る。

二人で再びコントローラーを手に取り、画面に集中する。




――5分後

「また俺、負けたのかよ!」

ゲーム画面を見つめながら、晴が悔しそうにコントローラーを投げた。

「やっぱ六花、強すぎだって」

「だからまぐれじゃないって言ったじゃん」


さっきはまぐれだと言って、晴は私の勝ちを認めなかったから、今度は晴の選んだキャラとコースで実力を見せつけてやった。


「そうだ、伊織、結翔! お前らもやろーぜ!2対2で勝負だ!」

晴が勢いよく声を張り上げた。

「え、まじで? 俺、下手だけど……」

結翔が不安そうに呟くと、

「おい、弱音吐くなよ。六花が教えてくれるってよ」

伊織が当たり前のように、私と結翔をペアにしてくる。


あの顔を見るに、伊織は勝つ自信があるのだろう。

バランス合わせに使われた結翔が可哀想で、私の闘志は刺激された。