目覚ましのアラームが鳴ると同時に、腕を伸ばして止めようとした――その瞬間。
「っっ……いっっった……!!」
昨日の疲労が、一晩経ってからまた襲ってきた。
「うそでしょ……」
布団の中でぴくりとでも動けば、腹筋、背中、脚、腕、ありとあらゆる場所がギシギシと悲鳴を上げる。
特にお腹と太ももがやばい。笑っても痛い。
「うわぁ……これ、立てる……?」
おそるおそる体を起こすと、腹筋に力が入らない分、腕でバランスを取りながら、まるでゾンビのようにのそっと上体を起こす。
一歩足を床に下ろしてみる。
「……あ、ヤバい」
太ももが重すぎて、まっすぐ立てない。よろ…っとバランスを崩しそうになりながら、壁に手をついてようやく立ち上がった。
「うわー、歩き方ぎこちなっ……」
まっすぐ歩くことすらままならず、膝が曲がったままロボットのようにカチカチにしか進めない。
何も知らない人が見たら、確実に「ケガした?」と聞かれるレベルの動きだ。
鏡の前に立つまでに、すでに一苦労。
制服のブラウスを着るにも、腕を上げるのがつらすぎて、途中で止まってうずくまる。
「くそぉ……あの凛月、手加減してもこれか……」
文句を言いながらも、ちょっとだけ笑ってしまう。


