結婚


 大安吉日、10月9日、2人を祝福するかの様な晴天。

 一流ホテルでの挙式、披露宴は盛大だった。

警視庁のキャリアのお父様だけあって、招待客は半端なかった。

2人は大勢の人々から祝福されて結婚した。

鈴奈の友人達は、彼女が元彼とも別れてない事や、セフレがいる事は承知していた。

新郎に複雑な眼差しを向けていたが、凄い人数と、豪華な披露宴にすっかり呑み込まれて、いつしか「おめでとう!」と心から祝福していた。
ウエディングドレスのなんと華やかなこと!

 改めて彼は御曹司なのだった。
そして、敏輝さんは高身長、高学歴、高収入と揃っている。

私は玉の輿!?