「殺すって、どうすんだよ」
「姿を現さないんだぞ」
「・・・私、その女の人を見た。死に間際」
「まじかよ・・・」
「暗闇の化け物なんだけど、私には女の人の怨霊に思えたの。なら、津知ずまが合うでしょ?」
「確かに・・・」
「・・・まさか、その時に殺すってこと?」
「それは、無茶だよ?」
「そこまでは、言ってない」
「それよりか・・・ここで話してていいの?」
「俺達の姿は、向こうに見えていない」
「どういうこと?」
「向こうは朝だけど、こっちは夜のまま」
「なんで、そのことがわかるんだよ」
「俺達が検証済みだから」
「声をかけられない・・・向こうに俺達の声が届かない」
「そして、まだ夜の学校にいるってわかったんだ」
私達はそれを聞いて言葉を失った。
「じゃあ・・・化け物が居るってこと?」
「それは、居ない」
「向こうが夜にならない限り・・・」
「それは、安心した」
「だけど、向こうが夜になると・・・俺達は消える。夜の学校で化け物に殺される・・・」
その時、私達が居る場所が揺れた。
ガタガタ・・・
「時間がないんだ・・・」
「あの女の人が苦しんでいるんだ。早く解いて成仏させないとーーー」
「まあ、夜まで時間はある少し休もう」
「そうだね」
「俺達は、どうする?」
「どうするかぁ」
「俺は、探す」
「朝は、居ないんだろ?なら、お前達も休め」
「私、探索してみる」
「私達もそうしよ?」
「そうだよね。ここで、休んでても・・・ねぇ」
「俺は寝る。寝るのも仕事のうちだ」
「ほんと、大喜多くんって飽きないよね。寝るの」
「まぁな」
「俺達も、そうしようぜ」
「俺は・・・ここに居る」
大喜多と、早戸、心霊探偵部員の3人の内の男子は、多目的ホールに残った。
後の女子達と心霊探偵部員だった男子と先輩を連れて多目的ホールをあとにした。



