譲れない秘密の溺愛

「そこの会社です…でも大丈夫なんで…」


社内一の氷室先輩と一緒にいたら目立ってしまう。
私みたいな平凡な社員が…。



でもそんな私と朝陽は付き合ってるわけだけど…。



私は氷室先輩を知らないフリをした。

 
「あっ!俺と一緒じゃん!俺もここだよ!
そだ!君、名前は?」



「へ?いや…あの…鈴木美波です…」




「俺、氷室優人、んー周りからは氷室先輩って呼ばれてるけど…美波ちゃんは…優人く…いや…優くんって呼んで!」