すき、という名前の花

授業が終わるやいなや、Aはトイレに駆け込んだ。

便器に向かって、激しく吐いた。
胃の中に残っていた朝食が、喉を通ってこぼれ落ちる。

どうして、こんなにも気持ち悪いんだろう。
それは、体の中から湧き上がるような、どうしようもない“拒絶”だった。