この偽装恋愛、もしやとてつもなく甘い…? 傍若無人な御曹司がこんなに愛してくるなんて聞いてないですっ!

 ☆国見律加side☆

 月夜に照らされた夜の密室空間に、大好きなさらと二人きり。

 俺の体内に流れる獣めいたオスの血が騒ぎ出してしまうのは、もはやしょうがない。

 この先もずっと、俺と一緒にいたいと思ってくれているの?

 嬉しい、俺もだよ。

 幸せの大波が押し寄せて来て、理性を保つのが危うい状態に。

 恥ずかしそうに可愛いことをささやくさらの唇を奪いたいという、強い衝動に駆られている。

 初めて人を好きになった。

 初めて誰かを独占したいと思った。

 さらを喜ばせたい。

 俺がさらを笑顔にしたい。

 もっともっと俺に沼って欲しい。

 さらの柔らかい頬に親指を押し当てる。

 彼女の肩がビクンと跳ねあがった。

 戸惑いと恥ずかしさで揺れる彼女の瞳いっぱいに、野獣化寸前、理性崩壊ギリギリの自分が映っている。