姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込んで、溢れる気持ちを声にして放つ。

「ありがとう。」

胸の奥がじんわり熱くなる。
言葉を飲み込んで、少しだけ目を閉じた。


「みんなのおかげで、

3年間すっごくすっごく楽しかった!!」


弾ける笑顔が伝播して、部屋中を暖かな空気が包む。
賑やかな笑い声が窓の外まで流れていった。


――明日からは私達4人、別々の道を歩んでいく。

でも大丈夫!
あなたがくれた優しさや強さが、きっと心を照らしてくれるから――