「さ……っ、寂しい……!
ずっと変わらないと思ってたのに、近江涼介も広瀬真も榛名聖も、みんな離れ離れになっちゃう。
みんな自分の道を見つけてどんどん前に進んでくのに、私は何も見つかってないし!」
私はなんて自己中なことを言っているんだろう。
こんなこと言って困らせたくはなかったのに。
「やっと、やっとできた友達なのに。
私、またひとりぼっちになっちゃう――――……」
――でも、1人で進んでいかなくちゃいけない未来を想像するのが怖い。
友達がいた時間なんて人生の中のほんの少しの間だけなのに、もうそれなしで平気でいられる自信がない。
「うっ……ゔ――――……」
泣くのをやめたくて噛み締めた唇が震える。
両手でキツく目を押さえても溢れる涙が止まらない。
顔はもうぐっちゃぐちゃ。
弱っちくて情けない。
こんな私の弱音で、前を向くみんなの邪魔をしたくなかった。



