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カタン、カタンと私達を乗せたジェットコースターが恐怖心を煽る様に上昇していく。
レールが途切れた様に見えたのが急降下する合図で、そのまま容赦なくものすごいスピードで坂を下っていった。
「うわ――――っ!あっはははは!」
ゴォッと髪を攫う風と下腹部がふわっとする感覚に、安全バーを握りしめながらはしゃいで笑う。
近江涼介はいつも以上に無表情だったけど、前髪は全部後ろに流されて額が全開になっていた。
ジェットコースターの次は花を模した円形の乗り物に乗って水の上をくるくる周遊するアトラクションを楽しんだ。
中央にあるハンドルを思い切り回すと、乗り物が傾いて水飛沫が立つ。
ここでも私は大笑いでハンドルを全開で回す中、近江涼介は無表情で遠心力に振られている。
その後もバイキング、コーヒーカップ、垂直落下系と、
絶叫系を片っ端から制覇していった。
「――次は近江涼介の番ね!何に乗る?」
絶叫系アトラクションに乗りすぎてハイになりながら近江涼介に笑いかける。
「……じゃあ、アレ。」
私とは正反対でローテンションな近江涼介は、キラキラと光る意外なアトラクションを指さした。



