「友達なんだから当たり前だろ!」
「見てて飽きなくて面白い子だよねぇ。」
「……危ういとこも多いけどな。」
それでまた天音は驚く。
そして、“顔がいいのを鼻にかけた軽薄で最低な男達”と決めつけて嫌っていたことに罪悪感を覚えた。
「――姫ちゃんを庇ってくれた子……小林円さん。」
だけどまだバツが悪くて姫の様に潔く謝れない自分を情けないと自嘲した笑みを浮かべつつ、天音は3人の方を見る。
「……あの子、広瀬くんのファンなんです。
さっき姫ちゃんを利用してたって言ってましたけど……
ちゃんと後悔してる様に見えたので、あまり悪く思わないであげてください。」
天音はそれだけ言うと小さく一礼して、姫のいる方に背を向けて帰っていく。
その物憂げな背中を見送りながら、3人はまだそこにいる。
「あらら〜、釘刺されちゃったね⭐︎まーくん。」
「なんだよ!んなこと言われなくても思わねーよ!」
「ま、あの庇ってくれた子がまーくんファンって教えてくれたってことは、ちょっとくらいは見直してくれたってことかねぇ。俺達のこと。」
「ならそう言えよ。素直じゃねー奴。」
「ひーちゃんの友達になるくらいだし一筋縄じゃいかないんだよ〜。きっと。」



