「何くだらねーこと気にしてんだよ、ブス。」
その目があまりに真っ直ぐで。
私のモヤモヤを蹴飛ばされた気になって、心がスッと晴れになる。
私をじっと見つめたまま、広瀬真は迷いなく話し続けた。
「見え方なんてどうでもいいだろ。
俺とお前は友達で、それ以上でも以下でもない。だろ?」
(――嗚呼それは、私が欲しかった言葉だ。)
求めていたものをハッキリと与えられて安心する。
感情のまま勢いよく頷くと、喉の奥がじわっと切なくなる。
それを誤魔化すために肉まんを口一杯に頬張った。
「お前どんだけ腹減ってんだよ……。喉詰まらすぞ。」
「らいじょうふだもん!」
「……そーかよ……。」
ドン引きして苦笑いする広瀬真と、ハムスターみたいになっている私をイルミネーションと出店の光がキラキラと照らしていた。



