姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


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「あー、腕が痛い。筋肉痛。さいあく。」

「そりゃこっちのセリフだわ。ゴリラ並みの力でぶん回しやがって。」

楽しかったなんだとキャッキャしている帰りのバスの一角で、金髪と私はなぜか、なーぜーか、隣同士だ。


「昨日寝るまでちょっと気持ち悪かったし。回りすぎで。」

「俺は寝られなかったわ。聖と涼介が平然としてたのが信じられねー……。」

「あれはヘラヘラ星の宇宙人とロボットだからね、三半規管を持ってないの。」

寝不足でまともな思考が回らないのか、実はそう思っていたのか、ああ納得と頷く金髪。


それ以降はお互い疲れ果てて寝落ち、気づいたら学校に着いていた。