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いつもの空き教室の隣の隣の教室の戸を閉め切って、聖と真は向き合っている。
「あんだよ、急に。」
わけもわからぬままこんなところに連れ込まれ、真は聖を怪訝そうに睨んだ。
「ちょっとまーくん大丈夫なの!?ひーちゃんとデートなんかして!ボロ出たりしない!?」
「デッ……!?」
あけすけな聖の表現にわかりやすく赤くなって動揺する。
真からしたらそもそも“姫と2人で出かける”=“デート”になる認識がなかったのだから自然な反応だ。
「ひーちゃんと2人ってなった時、まーくんがちょっと緊張してたように見えたから釘を刺そうと思ったのに……
変に意識させちゃったし、むしろ何も言わない方がよかったかもね。」
“デートだと思わなかったのか”と聖はあからさまに呆れている。言葉尻にも棘があった。



