姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


「普通は友達の友達なんて連れてこられたらちょっと気まずくなるよ。
まぁ、友好的には接するけど……。

傑も天音ちゃんも極端すぎ。」

「ええーそうなん?人数なんて多けりゃ多いほど楽しいじゃん!飛び入り大歓迎!」

「そう言う感性の奴がいるから気まずい思いする人もいるんだよ。
自分はコミュ力オバケで特殊側の人間なんだと自覚しなさい。」

私を置いてけぼりにして、兄2人の言い合いが始まる。

傑兄ちゃんと渉兄ちゃんはタイプが違うから一度意見が食い違うと話が長い長い。


そこに口を挟んでも何もいいことはないので、1人リンゴを無心で貪る。

皿に山盛りあったリンゴが残りあと一切れになった時、傑兄ちゃんに勢いよく抱きつかれた。